異形矢印 早わかり図鑑とは? 図鑑の最終更新:2023/4/30
このページでは、数ある異形矢印の中でも、
「レギュラー陣的な、よく見られる形の矢印」や「レア度が高い要素を持つ矢印」
などを抜粋して紹介しています。
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それぞれのレア度を5つ星で評価しています。参考にしてください。
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デフォルト型
(異形矢印ではない)
レア度:☆☆☆☆☆
分類:デフォルト属
▶これら8種類は異形矢印ではない。逆に言えば、これらの矢印以外は全て異形矢印である。ただし、矢印の示す内容は同じでも、矢じりが若干大きかったり、屈曲部が角ばっていたりと標記ゆれが稀にある。(所謂「大阪型」など。)これらを異形矢印としてカウントするかの判断は難しい。
デフォルト型の異形化
レア度:★★★★☆
分類:総合形体属
▶デフォルト標識でも事足りそうな交差点でも、進行不可の道を明確にするために副矢印が付くことがある。写真のようにデフォルトのモデルを流用したものもある。異形矢印コレクターにとってはご褒美以外の何物でもない。
(撮影地:鹿児島県鹿児島市)
斜め型
レア度:★☆☆☆☆
分類:総合形体属
▶最もありふれたタイプだが、これも立派な異形矢印のひとつ。個体によって角度、太さなどにかなりばらつきがあり、意外と楽しめる。
(撮影地:静岡県函南町)
ターン型
レア度:★★☆☆☆
分類:総合形体属
▶屈曲の内角が90度を切ったらターン型。日本は左側通行なので左ターンが圧倒的に多く、右ターンなら星3くらい。個人的には、屈曲が鋭いほどレア視している。
(撮影地:埼玉県さいたま市)
クランク型
レア度:★★☆☆☆
分類:総合形体属
▶変形十字路によく潜伏。神奈川では側道の出口に高い頻度(星1レベル)で設置されている。側道出口は、他県では斜め型が設置されるケースが一般的。
(撮影地:神奈川県小田原市)
左側通行型
レア度:★★☆☆☆
分類:総合形体属
▶中央分離帯等により上下線が分離された道と交差する道に稀に設置される。一つ見つかれば、周辺の同様の交差点にも設置されていることが多いので注意。
(撮影地:愛媛県宇和島市)
K字型
レア度:★★☆☆☆
分類:総合形体属
▶直進矢印から、右か左のどちらかに矢印が2本伸びたもの。特に珍しくはないが、よく見つかる形なので紹介。
(撮影地:埼玉県さいたま市)
311-E 公式型
レア度:★★★★★(2個体のみ)
分類:総合形体属
▶法令改正により副矢印の設置ができるようになった際に追加された例示「311-E」と一致する矢印。全国で2個体を確認。条件は
・直、左、右に進行可。
・左矢が右矢よりわずかに上。
・副矢印が直矢から左上に延長 など。
(撮影地:大分県別府市)
斜め直線型
(補助標識附置の場合のみ)
レア度:★★★★☆
分類:総合形体属
▶デフォルト「直進」をそのまま傾けた矢印。『斜め型』と意味はほぼ同じである。一部地域ではこの向きの矢印が頻繁に中央分離帯に設置されているので、それを除外するために補助標識付きを条件としている。
(撮影地:高知県いの町)
萎れ型
レア度:★★★★☆
分類:対称属
▶デフォルト「右左折」と比べて矢印が
垂れており、まるで萎れたように見える
ことから。
(撮影地:栃木県足利市)
三方開花型
レア度:★★★★★
分類:対称属
▶左右対称で且つ、左右の主矢印が全く同じ角度で斜め上に伸びていることが条件。
(撮影地:静岡県静岡市)
Y字型
レア度:★★★☆☆
分類:対称属
▶完全に左右対称であるものが対象。もちろんのこと、デフォルト型の「右左折」はこれには含めない。
(撮影地:石川県金沢市)
十字型
レア度:★★★★☆
分類:対称属
▶五差路以上の場所で見られる。副矢印が付くケースが圧倒的に多いので、発見は困難を極める。垂直方向の線は円の中心を通る必要があるが、水平方向の線が中心を通るかどうかは不問。
(撮影地:埼玉県新座市)
赤バツ
レア度:★★★★☆
分類:独自属
▶宮城、富山、佐賀などの特定の都道府県で採用。角が丸いものや白枠のものなどがあり多様。近年は標示の統一化により、姿を消し始めている。
(撮影地:富山県富山市)
白バツ
レア度:★★★★☆
分類:独自属
▶宮城、新潟、群馬など特定の都道府県で採用。赤バツと同様に撤去・更新が進む。
(撮影地:新潟県燕市)
進入禁止組込み型
レア度:★★★★★(絶滅?)
分類:独自属
▶徳島でかつて見られたほか、広島でも設置例があった。徳島のものは進行禁止となる時間帯が本標識内に併記されていた。
(撮影地:徳島県小松島市)
線路組込み型
レア度:★★★★★(4個体のみ)
分類:独自属
▶全国で4個体のみ確認。
全て佐賀県唐津市内である。
(撮影地:佐賀県唐津市)
現在地型
レア度:★★★★★(1個体のみ)
分類:独自属
▶標識が規制対象となる道路よりも奥に設置されているために、地図上で標識が設置されている位置を「現在地」と標記して誤認を防いでいる。写真の1個体のみが見つかっている。
(撮影地:山口県萩市)
蓋型
レア度:★★★★★(3個体のみ)
分類:独自属
▶副矢印の先端に蓋のように白線が書かれており、進行禁止であることをさらに強調している。副矢印分岐型とは区別する。長崎市にあったものが更新され、現在は茨󠄀城県日立市の3個体のみである。
(撮影地:茨城県日立市)